天然ガスとは?
天然ガスはクリーンなエネルギーです
化石エネルギーが燃焼するときにどうしても発生するのがCO2(二酸化炭素)やNOX(窒素酸化物)。石油や石炭はもちろん、天然ガスも例外なく発生してしまいます。しかし、石油や石炭と比べてみると、CO2の発生は石炭と比べて約6割、NOXは2~4割しか発生しません。しかも大気汚染や酸性雨の 原因と見られているSOX(硫黄酸化物)にいたってはまったく発生しません。化石エネルギーの中で天然ガスは地球にやさしい、クリーンなエネルギーです。
天然ガスのクリーン性
他のエネルギーと比べた、大気汚染物質の排出量
CO2(二酸化炭素)
SOx(硫黄酸化物)
NO2(窒素酸化物)
環境について
たくさんのエネルギーを使うことでますます便利になっていく私たちの暮らし。しかし、その一方で、エネルギーを作るときや使うときに発生する温室効果ガスが問題になっています。温室効果ガスは地球温暖化問題の原因のひとつ。温室効果ガスには、二酸化炭素などがあり、それらの濃度が高くなると太陽熱の逃げ場が遮断され、地球の気温はどんどん上昇していきます。私たちの暮らしでエネルギーをムダに使えば使うほど、地球温暖化は進んでしまうのです。
天然ガスができるまで
[有機起源説]
天然ガスの起源は、何億年も前の動物の死骸や倒れた植物が海の底に泥と共に沈み、地熱や地圧の働きにより長い時間をかけて分解し、石油や石炭、天然ガスとなったとする「有機起源説」が有力とされています。
沈んだ泥が圧縮されると泥岩となり、その中の生物の死骸からケロジェンができて、地熱によってケロジェンから天然ガスや石油、水が発生する。
天然ガスは液化されて、安全に効率よく運ばれてきます
天然ガスはマイナス162℃まで冷却すると液体になります。それを液化天然ガス(Liquefied Natural Gas)といい、略してLNGと呼ばれています。液化することで体積は600分の1となり、輸送が楽にできるようになります。この性質を利用して、LNGタンカーで輸送することができるようになるのです。
天然ガス自動車とは
天然ガスで走るクリーンな自動車です
天然ガス自動車(NGV)は、SOX(硫黄酸化物)やススなどの粒子状物質を排出しません。さらに、NOX(窒素酸化物)やCO²(二酸化炭素)の排出はガソリン車やディーゼル車に比べて少ない環境特性に優れたクルマです。トラックやバスを中心に、軽自動車に至るまで、低公害車の中では車種バリエーションが豊富なことも特徴です。
小田原ガス 軽自動車
小田原衛生工業さま 塵芥車
大井町さま 幼稚園バス